ブルース・リー旧邸宅、売却へ。ファンクラブが保存嘆願署名活動

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 すでにいくつかのブログでも話題になっていますが、九龍塘に現存しているブルース・リーの旧邸宅が売却される動きがあり、これを受けて地元のファンクラブ「李小龍会」が中心になって、この旧邸宅の保存を訴えて署名活動をしています。

 ヤフーニュース(from中国情報局)記事

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080625-00000059-scn-ent

 ブルース・リー旧邸宅の現状を知っている人ならば、この記事だけだと「?」となる人もいると思います。なぜなら有名な話ですが旧邸宅は「現存」しているとはいえ、あるじの死後まもなくして売却されラブホテルになってしまったので、いまさら保存もへったくれもないからです。

 でも、いくつかのブログをみてその経緯がわかりました。以下、こういうことです。

 ブルース・リーの邸宅は、たとえラブホテルになってしまったといえども、彼の死後35年経たいまもなお、その躯体だけはなんとか原形をとどめている。

 それが今回の売却話で一般デベロッパーの手に渡れば、築年数が40年に届きそうなこの旧邸宅が一気に取り壊されてしまうのは火を見るより明らか。

 今回の売却話を発表した旧邸宅の現所有者は個人の篤志家。彼は先日起きた中国四川大地震の被災地への援助のためにこの邸宅地を含む5区画を売却し、その収入の一部を被災地へ寄付するとのこと。

 そこでかねてよりブルース・リー旧邸宅を保存して「李小龍博物館」にするべく活動してきたファンクラブ「李小龍会」が立ち上がった。

 李小龍会は、旧邸宅 所有者の被災地援助計画には賛同しつつ、香港特別行政区政府に対して同邸宅の購入による保存を訴えた。また、旧邸宅をブルース・リー博物館にすればその入場料の一部も被災地へ寄付できる、としている。

 以上が経緯です。

 こちらのブログでは、李小龍会が会員に正式にあてたレターの内容も紹介され今回のことが詳しく書かれています。

 『香港帰り、横浜暮らし』  http://plaza.rakuten.co.jp/southhorizon/diary/200806170000/

 ここにも書かれているように、李小龍会は、香港のラジオ局「商業電台」のサポートにより、同局のサイトを通じてブルース・リーの旧邸宅保存のための署名活動をしています。

 http://beta.881903.com/

 真ん中の「保護龍之故居」をクリックして開いたウインドウから署名できます。私も署名しました。名前やハンドルネームとメールアドレスだけの署名を政府に渡してそれをどれだけ認めてもらえるのか正直疑問ですが、やらないよりもやったほうがいいです。

 かつてブルース・リーファンだった人、現在も彼を愛する人、そして古き香港を少しでも残したい人は、ぜひとも署名を。

 ところで、ブルース・リーの旧邸宅は、いったい どこにある?

 ココです。

 グーグルの航空地図。九龍塘地区。真ん中の「名人酒店」の一戸おいて上が旧邸宅です。


大きな地図で見る

 

 こちらは地元の地図本、「香港街道地方指南2006年版」。真ん中の赤丸のところ、「【H】羅曼」がブルース・リー旧邸宅。金巴倫道41号(41 Cumberland Road)。現・羅曼酒店です。地図を見ると、このエリアには羅曼酒店以外にもラブホテルが点在していることがわかります。数えたらエリア内に15軒のラブホテルとおぼしきものがありました。

 5~60階建てのマンションや団地がフツーに建ち連なる香港と九龍の市街地で、「一戸建て」が並ぶエリアは基本的にここしかありません。しかもここは極めてすごく狭いエリアです。九龍塘とはそんな場所です。 

romanhotelmap.jpg

 

bluceleeestate.jpg

 この写真はもう7年前になりますが2001年1月にカミさんと行ったときに撮影した、ブルース・リー旧邸宅です。改装されて窓が埋められています。でも塀も建物もベースは旧邸宅のままです。「羅曼酒店」という名のラブホテル。ラブホテルの前で記念撮影というのも変な感じです。

 このときは、私はたしか3度目の訪問でした。私がはじめて行ったときからずっとここは羅曼酒店です。最初に行ったときはインド人の門番の人が許可してくれたので敷地内に入り玄関内や建物周りでビデオカメラを回しました。建物から掃除の女の人が出てきて「ああ、レイシウロン、レイシウロン(李小龍)!」とナットク顔で言ってました。でも、いま考えると、よくビデオカメラで撮影させてくれたものだと思います。本来の目的の利用客にはいい迷惑です。すみませんでした。

 ちなみに、この近くにジャッキー・チェンの事務所があります。かつては「UFO」とか映画会社の名前が入った表札もこの界隈でいくつか見かけました。それと、この旧邸宅の隣はあのチョウ・ユンファの家だったらしいのですが、今はどうなっているのでしょうか。

 香港屈指の高級住宅街である九龍塘はラブホテル街としても有名ですが、すごい話です。これが東京なら大田区田園調布3丁目の豪邸群(Google Map)の中にラブホテルが点在しているようなもんです。

 ブルース・リーの旧邸宅についてはここに詳しく載っています。http://kakutei.cside.com/kakutei.site/syosai/ryokou/hongkong/hon02.htm

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コメント(2)

ブログまで載せていただき、
大変恐縮です。
元邸宅にも行かれたんですね、
スゴイなあ~。
取り壊されぬようこの嘆願活動が成功するよう祈っています。

こちらこそ詳しいことを知ることができ、ありがとうございました。
私などは元邸宅に行っただけですのでまだ序の口です。
ブルース・リーファンで有名なある女性は、実際に現ラブホテルに入り、部屋に入り、たしか天井まで開けてなかを調べたようです。
リフォームされて在りし日の邸宅の姿に戻り、博物館になることを私は望んでいます。

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このページは、学芸員Kが2008年6月28日 10:22に書いた記事です。

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