フルCGの「新作」で
ブルース・リーがスクリーンによみがえる日は近い?

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 さっきテレビの「王様のブランチ」の映画紹介コーナーを見ていて、きょうから公開されるアメリカ映画『ベオウルフ』が、実写ではなくてフルCG映画だということを知り、驚きました。

 いままでで繰り返し見ていたこの映画のスポットCMのアンジェリーナ・ジョリーが、顔まで全部CGだったとは思いもよらなかったです。

 で、すぐに思いついたのが、ブルース・リーの「新作」は近い将来実現するかな、です。

 もうかなり前、CGが映画にちらほら使われだした頃だったか、あるいはエポックメイキングとなった『ジュラシックパーク』の頃だったか忘れましたが、ある映画雑誌で「このままCGの技術が進むと、映画でマリリン・モンローやブルース・リーなど今は亡きスターが復活する日も遠くない」というようなことが書かれていました。

 わたしはこれを読んで、「いくらなんでもCGはぎこちないから人間が主役のCG映画は当分は無理だろう、その日は遠いよ」と思いました。「当分」、というのはだいたいイメージとしては20年とか30年とかそういう感じです。この世界の技術の速度は速いにしても、いくらなんでも、CGの人間の動きを、我らが人間自らの眼でみて自然に見えるには、当時のレベルを見る限りでは相当ハードルが高いと思ったのでした。

 その後、アニメ系というか漫画チックなCG映画は『トイストーリー』などたくさん出ましたが、実写風の描写を狙ったフルCG映画は、その興行的大失敗で話題になったスクゥエア製作の『ファイナルファンタジー』を見ても、たしかに技術はすごいが人形劇みたいなぎこちなさを感じ、まだまだだなと思いました。

 ところがこの『ベオウルフ』です。

 私は自分の認識が甘かったな、と思いました。

 なんか、ブルース・リーが「新作映画」に主演する日がそう遠くないんじゃないかと、この映画の映像を見て思いました。

 故人となっている映画スターのなかで、現在もっとも世界で人気のあるのは、おそらくブルース・リーだと思います。

 彼には香港の主演3作品(『死亡遊戯』を含めば4作。初期の子役や若いころの作品は除く)と、それに続き製作されたアメリカの大メジャー、ワーナーブラザースの冠がついた『燃えよドラゴン』という大ヒット作があります。『燃えよドラゴン』は世界の多くの人々に影響を与えた歴史に残る映画です。この映画で彼は世界的なビッグスターになりました。しかし、逆に言えばこの映画は彼が世界的な大スターになる前に作られたわけで、作品の規模としては、どちらかといえば低予算映画の部類に入ります。彼の死は早すぎました。せめてこの映画のヒットのあと、彼の命が続き次の映画が作られたならば、それには相当な予算とスタッフが投入され大作映画が実現したと思います。

 CGで復活するというのは、結局、実体はないわけですから、空虚な感じがありますし、ブルース・リーのファンの中には、異論もあると思いますが、生前果たしえなかった超大作の大スケールの物語やシーンを堪能できる「ブルース・リー新作映画」を、私はちょっとフルCGで見てみたい気もします。

 また、たとえば、10年少し前くらいか、ブルース・リーの伝記映画 『ドラゴン ブルース・リー物語』という作品あって、これはジェイソン・スコット・リーという俳優が演じていますが、CGの技術が進めば、フルCGで伝記映画をリアルに作るのもアリだなとも思います。

 『ベオウルフ』 日本語公式サイト

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